老後のお金を考える。

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老後資金の必要額について考えてみた

本日は2022年10月4日、定年退職日まで544日。

今日は老後資金の必要額について考えます。
老後の生活費はいくら必要でしょうか?
夫婦二人だと最低でも22万円、余裕ある生活だと36万円、単身世帯だと最低で15万円要ると言われますが、実際どうなんでしょう。

群ようこの小説「れんげ荘」シリーズの主人公・キョウコは、有名広告代理店を四十五歳で早期退職し、都内の古い安アパートに住み月10万円で生活しているという設定です。


月に10万円で暮らせる気はしませんが、それぞれの暮らし方で随分と違ってくるのでしょうね。
私の場合、同居親族と共通する食費や水道光熱費、住宅に関する諸経費などを賄う別会計があり、これに毎月8万円を負担していますが、この8万円とは別に個人的な支出用に月10万円は欲しいところ。
また、75歳くらいまではそれなりに元気だと思うので、上記とは別に知人との付き合いや旅行のための余裕資金として別途年額50万円。
女性の平均寿命は87.57年ということですから、80歳までは自立した生活ができて、その後は高額な入所一時金が不要な施設に入れるという希望的観測の下、その時点で300万円の預金を持っているという想定で試算してみます。

  • 生活費:(8万円+10万円)×240月=4,320万円
  • 余裕資金:50万円×15年=750万円
  • 施設入所時点での預金:300万円
  • 車は、今年購入した車に12年間ぐらい乗ることにして、車の維持費:年間35万円×12年=420万円
  • 定年後2年間の任意継続の健康保険料(介護保険料含む):125万円
  • 定年後3年目からの健康保険料と介護保険料:2万円×12月×18年=432万円
  • 2023年分所得に係る住民税:27万円

以上を合計すると6,374万円になります。
支出額6,374万円に対して公的給付は

  • 特別支給の老齢厚生年金が2年で193万円
  • 65歳に到達した後の年金は、20ヵ月繰下げる予定なので、174万円×1.14×160月=3,173万円
  • 雇用保険の失業給付が91万円

以上、合計で3,457万円。

6,374万円-3,457万円=2,917万円が不足することになります。
「老後30年間で約2,000万円が不足する」どころの話ではなく、老後20年間ですでに3,000万円近く不足する計算です。いや~、厳しいっ!

明日はこの不足分をどのように手当するかを考えたいと思います。

 

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